新型コロナウイルスの感染防止で自宅で過ごす時間が増えるなか、熊本や福岡県産のイグサを使ったヨガマットが注目を集めている。
赤色や青色、黄色などに染めたイグサを、1枚1枚機械で織り込み、植物や幾何学模様などの図柄に仕上げる。富士山や桜の花びらなど「和」をイメージしたデザインは、香港をはじめアジア圏やアメリカなど海外でも人気だ。
福岡県大木町の「イケヒコ・コーポレーション」は、ヨガマット「畳ヨガ」を3年前から販売。昨年は月に100枚ほどだった注文が、今年4月は約500枚、5月は約千枚と増え続けている。イグサ独特のさわやかな香りと、汗をかいてもベタベタしにくく、デザインがインテリアにもなると好評だ。
担当者は「外出自粛などで在宅時間が増えて、自宅で手軽にヨガなどを楽しみたい人が増えたのでは」と話していた。
「畳ヨガ」は、大きさなどで2タイプあり、合わせて15種類。価格は7980円から1万2千円(税別)。問い合わせは同社(0120・5353・17)またはHP(http://www.tatamiyoga.jp/)まで。(長沢幹城)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル